学資保険はいらない?教育費はNISAで積み立てるべき理由

NISA・投資

「子どもが生まれたら学資保険に入らなきゃ」って思ってないですか?

結論から言うと、教育費の積立はNISAで投資信託を買えばOKです。

教育費の積立だけを目的にするなら、NISAの方が合理的だと考えています。

保険について深く調べてきた筆者が、業界の裏側まで踏み込んで解説します。

読者
読者

学資保険に入らなきゃと思っていたけど、本当にいらないの?

みずかめ
みずかめ

「目的は何か」を確認すると、答えが見えてきます。

そもそも学資保険って何?

学資保険は「子どもの教育費を積み立てるための保険」です。

毎月決まった額を積み立てて、子どもが大学に入るタイミングでまとめてお金が受け取れる仕組みです。

「保険」と名がつくので親が亡くなった場合の保障もついています。

問題はほとんど増えないこと。

学資保険の返戻率(払った額に対して受け取れる額の割合)は、今の日本では105〜110%程度がほとんどです。

10年以上かけて積み立てて、増えるのが5〜10%ってかなり少ないですよね。

200万円を積み立てて、受け取れるのが210万円〜220万円のイメージです。

昔は学資保険でも高い返戻率だったため「学資保険 = 教育費の積立」というのが定番でした。でも今は時代が変わっています。

比較項目学資保険NISA(投資信託)
増え方返戻率105〜110%過去の長期実績では年平均5〜8%前後
コスト保険コストありほぼなし
途中解約元本割れリスクありいつでも売却可
積立額の変更変更が難しい自由に変更可
運用益の課税課税あり非課税

なぜ今も学資保険を選ぶ人がいるのか?

学資保険がほとんど増えない商品になったにも関わらず、今も加入する人がいます。理由は大きく2つです。

親の影響

子育て世代の親御さんが「子どもが生まれたら学資保険」と言うのは、昔の常識がそのまま残っているから。

昔の学資保険は金利が良く、確かにお得でした。でも今は日本全体の金利が低く、今の低金利環境では、以前ほどのメリットは出にくくなっています。

個人的な話ですが、妹が「子どもができたら学資保険でいいんだっけ?」と聞いてきたことがあります。笑

世代問わず、まだ学資保険が「当たり前の選択肢」として認識されているのが現状です。

保険会社のマーケティング(ドアノック商品)

実は、学資保険って保険会社にとってもそれほど利益の出る商品ではないんです。これ、保険の仕組みをちゃんと調べると見えてくる話で、意外と知られていません。保険会社にとってもそんなに儲かる商品じゃないんですよ。

じゃあなんで販売するのか。

それはドアノック商品として使っているからです。

ドアノック商品とは、お客さんと接点を作るための「入口」となる商品のこと。学資保険で関係を築いて、そこから利益の出る医療保険や生命保険を提案するのが本命なんです。

つまり学資保険に加入すると、その後も「ついでにこちらはどうですか?」と別の保険を勧められるリスクがある、ということです。

近年増えている「保険での積立」も勧めない

これは声を大にしてお伝えしたいです。

最近は「学資保険よりも増える」という触れ込みで、こんな商品を提案されることが増えています。

変額保険とは

変額保険は、積立部分を株式や債券などで運用する保険です。運用がうまくいけば学資保険よりも増える可能性があります。ただし運用次第で減ることもあります。

外貨建て保険とは

外貨建て保険は、積立部分を米ドルや豪ドルで運用する保険です。円より金利が高い外貨で運用するため、学資保険より増やせる可能性があります。ただし為替リスクがあります。

実は筆者もこの外貨建て保険に加入していましたが、現在は解約済みです。

保険での積立は資産形成の効率が下がる

変額保険も外貨建て保険も、構造的に資産形成の効率が下がります。

それは「死亡保険+投資信託」がセットになった商品だから。

こことても大事です。

「お金を増やしたい」という目的で加入するのに、保険部分のコストが引かれる分だけ投資の効率が下がります(学資保険にも当てはまることですね)。

保険で積立をするということは、保険コストを払いながらお金を増やそうとしているようなもの。同じ金額をNISAで運用した場合と比べると、その差は歴然です。

📌 保険での積立にコストが多い理由
死亡保険
コスト
投資信託
コスト
保険商品
(学資・変額・外貨建て)
⚠️ 保険コスト分だけ、投資の効率が下がる
✅ NISAなら投資信託コストのみ → 同じ金額でも効率よく運用できる

保険商品はコスト構造が分かりにくいため、保障と運用が混ざって見えにくいことがあります。「貯蓄もできて保障もついてお得ですよ」という説明を聞くことがありますが、冷静に考えると2つを別々に持つ方が合理的です。

教育費の積立はNISAで投資信託がベスト

ここまで読んでくれた方にはもう伝わっていると思いますが、改めて。

教育費の積立に最も合理的なのは、NISAで投資信託を買うことです。

NISAは運用益が非課税になる国の制度。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば税金がゼロです。

保険のような余計なコストもなく、純粋に資産を増やすことができます。

では実際に、どれくらいの差が出るのかをシンプルに見てみましょう。

  • 学資保険:毎月3万円 → 約680万円(返戻率105%想定)
  • NISA:毎月1.6万円 → 約673万円(年利7%想定)

※どちらも18年間積み立てた場合。NISAは元本保証ではありません。将来の運用成果を保証するものではなく、あくまで過去実績をもとにしたシミュレーションです。

過去の長期リターンを前提にすると、NISAであれば“半分の金額”でも同じくらいの教育費を準備できる可能性があります。

もちろん、投資には価格の変動があり、必ずしも同じ結果になるとは限りません。

ただ、「同じゴールに対して支払う金額を減らせる可能性がある」というのは大きなメリットです。

単純計算で月1.4万円のお金が浮くことになります。

では具体的に、NISAでは何を買えばいいのでしょうか?

NISAで何を買えばいい?

難しく考えなくて大丈夫です。

おすすめはいくつかあるのですが、ここでは1つだけ紹介します。それはeMAXIS Slim全世界株式(通称:オルカン)です。

オルカンは全世界の優良企業にまるっと分散投資できる商品。

世界経済が長期的に成長し続けることに賭ける投資なので、15〜20年という長期スパンで見ると非常に安定したリターンが期待できます(過去30年の平均では年利5〜8%前後で推移)。

人類の歴史は経済成長の歴史でもあります。この先も人類が成長していく限り、投資した資産も増えていくと考えられます。

学資保険の返戻率105〜110%と比べると、オルカンの長期リターンがどれだけ優れているかは明らかです。

📊 10年間積み立てた場合のイメージ比較
学資保険(返戻率110%の場合)
+10%
NISA・オルカン(過去の長期実績:年平均5〜8%前後)
+約116%(10年複利の目安)

※NISAの数値は過去実績に基づく目安です。将来の利益を保証するものではありません。

読者
読者

NISAの方がいいとわかりました。何から始めればいいですか?

みずかめ
みずかめ

まず口座を開いて、毎月少額から積み立てるだけで十分です。

まとめ

改めてまとめます。

  • 教育費の積立はNISAで投資信託が最も合理的
  • 学資保険は金利が低い今の時代にはほとんど増えない
  • 変額保険・外貨建て保険も保険コストがかかる分、資産形成の効率が下がる
  • 保険営業マンから勧められた保険を選ぶのは要注意
  • NISAであれば“半分の金額”でも同じくらいの教育費を準備できる可能性がある
  • NISAでオルカンを毎月積立する

保険は必要な場面にだけ入るもの。教育費の積立のために保険に入る必要はありません。

同じお金でも使い方で未来は変わります。ぜひNISAにチャレンジしてみてください。

NISAのはじめ方はこちら。

タイトルとURLをコピーしました