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保険って、勧められるがままに入っていませんか?
私自身、20代のころに母親から「近くに保険の相談ができる場所があるなら、一度話を聞いてきたら?」と言われ、軽い気持ちで保険代理店を訪れました。
そこで担当者に勧められるまま、3本の保険に加入しました。
医療保険、変額保険、外貨建ての終身保険。月々の負担は合計で4万円を超えていました。
その後、保険の仕組みを自分で学んでいくうちに「自分には必要なかった」と気づき、すべて解約。外貨建て保険の解約だけで、50万円の損失を出しました。
正直、いまでも悔しさが残っています。
でも同時に、「あのときの自分に伝えたいことがある」とも思っています。それは、保険は『目的』があって初めて意味を持つ、ということです。
この記事では、私自身の失敗を踏まえて、後悔しないための保険の入り方をお伝えします。

保険って、入っておかないと不安じゃないですか?

その「不安」こそが、目的を曖昧にしてしまう一番の原因かもしれません。
こんな方に読んでほしい記事です
- すすめられるまま保険に入ってしまった(入りそうな)人
- 今の保険が自分に本当に必要なのか不安な人
- 保険で損をしたくない・後悔したくない人
そもそも保険は「手段」であって「目的」ではない
多くの人が、保険に入ることそのものを目的にしてしまっています。
「とりあえず安心のため」「みんな入っているから」。私も、まさにそれでした。
でも本来は、次の順番のはずです。
✅ 正しい順番
何のリスクに備えたいか?(目的)
↓
そのリスクは保険で備えるべきか?(手段の選択)
↓
必要なら最小限の保険に加入
❌ よくある逆の順番
とりあえず保険に入る(手段が先)
↓
あとから理由を考える
↓
目的が曖昧なまま保険料だけ払い続ける
目的が先にあって、初めて「自分にどの保険がいるか」が決まります。順番が逆になると、いくらでも保険に入ってしまうのです。
保険の本質は「相互扶助」
保険は、加入者みんなで少しずつお金を出し合い、困った人を助ける仕組みです。これを「相互扶助」と言います。
🤝 相互扶助のイメージ
加入者A・B・C・D…が毎月少しずつ保険料を払う
↓
だれかが大きな困りごと(病気・死亡など)に直面
↓
集めたお金から、その人にまとまった給付が出る
裏を返せば、「自分が本当に困るとき」だけ使うべき仕組みだということです。
たとえば貯蓄で十分カバーできるリスクまで保険に頼ると、保険会社の手数料を毎月払い続けることになります。
私が当時加入していた3本も、いま振り返れば「目的に合っていない契約」ばかりでした。私の場合は、ある程度の貯蓄があったため、医療保険がなくても対応できると判断しました。貯蓄型の2本は「保障」と「貯蓄」を1つの商品に混ぜたことで、どちらの効率も中途半端になっていたのです。
私が「勧められるがまま」加入して後悔した話
担当者は、こう言いました。
「自分も同じ商品に入っているから安心ですよ。」
その一言で、私は深く考えずに3本の契約書にサインしました。
加入した目的を、自分の言葉で説明できなかったのに、です。
数年後、保険の仕組みを学ぶ中で「これは自分には不要だった」と気づき、すべて解約。外貨建て終身保険は解約返戻金が払込額を大きく下回り、50万円の損失となりました。
特に外貨建て保険は、為替リスク・手数料の複雑さ・途中解約時の元本割れがわかりにくく、内容を理解しないまま契約してしまうケースも少なくありません。私もまさに、そのひとりでした。
あのとき、「何のために入るのか?」と一度でも自問していたら、結果は違ったはずです。
後悔しないための3つの問いかけ
保険に入るとき、または見直すときに、自分に問いかけてほしいことが3つあります。
✅ 後悔しないための3つの問いかけ
問い① その保険は「何のため」に入りますか?
問い② そのリスクは「貯蓄では備えられない」ものですか?
問い③ 払う保険料の分、「他の使い道」はありませんか?
問い①:その保険は、何のために入りますか?
「安心のため」という答えになっていませんか?それでは目的があるとは言えません。具体的に「自分が死んだら子どもの教育費が足りないから」のように、目的を一文で言えるかどうかです。
問い②:そのリスクは、貯蓄では備えられないものですか?
数十万円の医療費なら、貯蓄でカバーできます。一方、一家の大黒柱が亡くなったあとの長期の生活費は、貯蓄だけでは難しい。保険が必要なのは後者です。
▶ 関連:目的別口座とは?生活防衛資金と児童手当を分ける管理術
問い③:払う保険料の分、他の使い道はありませんか?
毎月4万円を保険に払うか、NISAで積み立てるか、子どもの教育費に回すか。同じお金でも、選び方で将来は変わります。
▶ 関連:NISAでやりがちな失敗3つ
▶ 関連:児童手当の使い道|全額貯めて将来こどもNISAでオルカンを買う計画

3つの問いに答えられなかったら、その保険は見直したほうがいいですか?

答えられない=目的がない、ということ。一度立ち止まって考える価値は十分あります。
よくある質問
Q. 保険はまず何から考えればいいですか?
A. 「誰の・どんなリスクに備えたいか」という目的から考えるのがおすすめです。商品名や保険料から入ると、目的に合わない契約になりがちです。公的保障(高額療養費制度や遺族年金など)でカバーされる部分を差し引き、本当に足りない部分だけを保険で補うイメージを持つと選びやすくなります。
Q. 後悔しやすい保険の入り方はどんなものですか?
A. 「勧められるまま」「よくわからないけど安心だから」で入るパターンです。特に貯蓄と保障が一体になった複雑な商品は、仕組みを理解しないまま契約すると、あとで後悔につながりやすい傾向があります。
Q. すでに後悔しそうな保険に入っていたらどうすれば?
A. あわてて解約する前に、まず「この保障は自分に本当に必要か」を確認しましょう。必要なら続け、不要なら見直します。解約で損が出る商品もあるので、目的と公的保障に照らして冷静に判断するのが大切です。
Q. いろいろな保険を比べるにはどうすればいいですか?
A. 複数の保険会社の商品をまとめて見比べられる比較サイトを使うと、保険料や保障内容を客観的にチェックしやすくなります。ただし、ランキングや人気順だけで決めず、「自分の目的に合っているか」を最後は自分で確かめること。それが後悔しない保険選びにつながります。
まとめ|保険は「目的」から始めると後悔しない
- 保険は「手段」であって「目的」ではない
- 本質は相互扶助。本当に困るリスクだけに絞る
- 「勧められるがまま」は最大の失敗パターン
- 3つの問いに答えられない契約は、見直す価値がある
- 浮いた保険料を、豊かな人生に向ける選択肢を持つ
保険を減らすことは、不安を増やすことではありません。人生の選択肢を増やすことだと、私は思っています。
まずは今入っている保険を1つ取り出して、「これは何のためだろう?」と問いかけてみてください。それだけでも、これからの家計が少し軽くなるはずです。

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