子どもが生まれると、教育費のことが急に気になり始めます。
「学資保険に入った方がいい?」「NISAで貯めるってどういうこと?」と、いろんな情報が飛び交っていて、何が正解かわからなくなりますよね。
結論から言うと、私はNISAで積み立てることにしました。学資保険はもちろん、変額保険や外貨建て保険も選びませんでした。保険機能がついている分、お金が増えにくいからです。
この記事では、教育費がいくら必要かを整理したうえで、保険ではなくNISAを選んだ理由をお伝えします。

教育費って、実際いくら準備すればいいんでしょう?漠然と不安です。

幼稚園から大学まで全部私立だと2,000万円を超えることもあります。まず数字を把握するところから始めましょう。
教育費の総額、意外と多い
幼稚園から大学卒業まで、子ども一人にかかる教育費の目安は次の通りです。
| 進学パターン | 総額の目安 |
|---|---|
| すべて公立 | 約800万円 |
| 高校まで公立・大学私立(文系) | 約1,000万円 |
| すべて私立(大学は文系) | 約1,800万〜2,000万円超 |
※文部科学省「子供の学習費調査」、日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査」をもとに作成
この数字を見て「思ったより多い」と感じた方も多いのではないでしょうか。しかも、これはあくまで現在の物価ベースの数字です。
貯金だけでは追いつかない理由
教育費はインフレの影響を受けやすいといわれています。
大学の授業料は過去20〜30年で着実に上がり続けています。国立大学の授業料は1990年代と比べて大きく上昇しています。
普通預金の金利がほぼ0の状態が続いている日本では、貯金だけでは物価の上昇に追いつけません。将来の教育費をただ「貯金する」だけでは、実質的に目減りしていくリスクがあります。
保険で貯めようとしても増えにくい理由
「保険で貯める」という選択肢もよく耳にします。ただ、保険の仕組みを調べていくうちに、自分の中で選ばないという結論になりました。
学資保険
貯蓄性はありますが、返戻率は高くても110%前後です。月1万円を18年間払い続けて受け取れる金額は、払った総額とほぼ変わらないケースも少なくありません。保険料の一部は保険会社の運営コストに使われるため、純粋な貯蓄に比べて増えにくい構造です。
学資保険を選ばない理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。
変額保険
「保険で運用できるから増えるのでは?」と思う方もいます。確かに運用次第では増える可能性はあります。ただし、運用コスト(保険関係費)が投資信託などに比べて高いことが多く、同じリスクをとるなら直接NISAで運用した方が効率的です。
外貨建て保険
為替リスクがある点に加え、こちらも保険関係費がかかります。「増えた」と感じても、円換算すると元本を下回るケースもあります。
共通して言えるのは、保険は「保障」と「運用」がセットになっているため、その分コストがかかるということです。「万が一への備え」としては優れていますが、「増やす」ことを目的とするなら適していない商品です。
すでに保険に入っていて見直したい方は、ムダな保険料を削る方法もあわせて読んでみてください。
NISAを選んだ理由
私がNISAを選んだ一番の理由は、合理的だからです。
- 運用益に税金がかからない
- いつでも引き出せる
- 低コストのインデックスファンドで長期運用できる
教育費は「〇年後に必ず必要」というタイミングが読めるお金です。ある程度の期間をかけて積み立てながら運用できるNISAは、教育費の準備に向いています。
ただし、投資である以上、元本保証ではありません。教育費が近づいたら徐々に現金化していく考え方も大切です。
私自身は教育費専用の口座は作っていません。NISAで将来全般(教育費・老後)に備えながら積み立てています。教育費が必要になったタイミングで必要な分を使えばいい、という考え方です。
NISAをこれから始める方は、NISAの始め方をやさしく解説した記事もご覧ください。
こんな人におすすめ
- 学資保険に入るか迷っている方
- 教育費の準備を始めたいけど何から手をつければいいかわからない方
- 保険で貯蓄しているが本当にこれでいいか不安な方
まとめ|教育費はNISAで備えるのが合理的

保険じゃなくてNISAで教育費を準備するって、正直不安じゃないですか?

不安な気持ちはわかります。ただ、保険は「守る」もので「増やす」ものではないと理解したとき、迷いがなくなりました。
教育費の準備に「絶対の正解」はありません。ただ、「なんとなく保険」という選択は避けた方がいいと思っています。
「増やす役割」と「守る役割」を分けると、お金の判断はシンプルになります。
最後に
NISAの始め方や保険の見直しについては、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
