保険の選び方が分からない人へ|50万円損した私がたどり着いた4つの順番

保険

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「保険って、何から考えればいいの?」
社会人になったとき、子どもが生まれたとき、多くの人が一度は迷うと思います。

私の結論は、保険は「安心だから」「とりあえず」で入るものではなく、目的から考える手段だということです。
何を隠そう、私自身が「とりあえず安心」で保険に入り、50万円の損失を出した張本人です。

この記事では、
✔ 保険を考える4つの順番
✔ 保険が本当に必要になる場面の見分け方
✔ 私が50万円の損から学んだこと
がわかります。

これから保険に入る方にも、入りすぎを見直したい方にも、同じ順番が使えます。

読者
読者

保険って種類が多すぎて、何に入ればいいのか分からない…

みずかめ
みずかめ

私も最初は「とりあえず」で入って大失敗しました。商品を選ぶ前に、考える順番からお話ししますね。

こんな方に読んでほしい記事です

  • これから保険に入ろうか迷っている
  • 保険に入りすぎている気がして、見直したい
  • 何から考えればいいか、順番が分からない

私は「とりあえず安心」で入って、50万円損しました

社会人になったころ、親に勧められて保険代理店を訪れました。
「保険くらい入っておいたほうが安心だよ」と言われて、そういうものかと思ったんです。

担当者に勧められるまま、医療保険・変額保険・外貨建て終身保険の3本に加入。
月々の保険料は、合わせて4万円を超えていました。

当時の私は、それぞれの保険が「何のためにあるのか」を自分の言葉で説明できませんでした。
それでも「入っておけば安心」と思っていたんです。

数年後、お金の勉強をする中で「これは自分には必要なかった」と気づき、すべて解約。
外貨建て終身保険は解約返戻金が払込額を大きく下回り、50万円の損失になりました。

▶ 関連:保険の入り方で後悔しないために|50万円損した私の実体験

大前提:保険は「目的」ではなく「手段」です

この失敗から学んだ、いちばん大切なことがあります。

私は、保険は「安心だから入るもの」ではなく、「確率は低いけれど、起きたら損失が大きいもの」に備える手段だと考えています。

「安心だから」「とりあえず」で入ると、目的のない保険料を払い続けることになります。
逆に、目的がはっきりすれば、必要な保険は驚くほど少なくなります。

ここからは、わが家が実際にたどった「考える順番」を4つのステップでお話しします。

保険を考える4つの順番【全体像】

順番やることポイント
STEP1起こり得るケースを書き出す入院・死亡・火災など「お金に困る出来事」を想定
STEP2公的保障を踏まえて「いくらかかるか」考える高額療養費・遺族年金を先に確認
STEP3貯蓄でカバーできないものだけ保険にする確率低×損失大が保険の出番
STEP4目的を言えない保険はやめる見直しはここから

この順番がそのまま、保険の優先順位を決める基準になります。
ひとつずつ見ていきます。

STEP1:起こり得るケースを書き出す

最初にやるのは、保険商品を調べることではありません。
自分や家族に起こり得る「お金に困る出来事」を想定することです。

わが家の場合は、こんなケースを考えました。

  • 病気やケガで入院する
  • がんになる
  • 自分に万一のことがあり、家族が残される
  • 火事や地震で家に住めなくなる

ポイントは、この段階では「どの保険に入るか」を一切考えないことです。
先に商品を見てしまうと、「なんとなく不安だから全部備えたい」となりがちです。

STEP2:公的保障を踏まえて「実際にいくらかかるか」を考える

次に、それぞれのケースが実際に起きたら「いくらかかるのか」を考えます。
このとき必ずセットで確認したいのが、公的保障です。

日本は公的保障が手厚い国です。
たとえば、わが家が調べて知ったのはこんなことでした。

  • 医療費には高額療養費制度があり、自己負担には上限がある
  • 会社員に万一のことがあったとき、遺族には遺族年金が支給される
  • 仕事を長く休むときは、傷病手当金という仕組みもある

たとえば年収500万円前後の会社員なら、医療費が月100万円かかっても、高額療養費制度で自己負担は月9万円弱に収まります。
「入院したら家計が大変なことになる」と思っていたのに、計算してみると「貯蓄で対応できる範囲かもしれない」と分かる。
この順番を踏むだけで、必要な保険はかなり絞られます。

※金額は年収などの条件で変わります。また、高額療養費の上限額は2026年8月から段階的に引き上げられる予定です。ご自身のケースは公式サイト等で確認してみてください。

▶ 関連:医療保険で損する人が見落とすたった1つのこと

STEP3:貯蓄でカバーできないものだけ、保険にする

ここまでで「起こり得るケース」と「実際にかかるお金」が見えました。
最後の絞り込みが、「貯蓄でカバーできるかどうか」です。

私の考える保険の出番は、次の2つがそろったときだけです。

  • 起きる確率は低い
  • でも、起きたときの損失が大きく、貯蓄ではカバーできない

イメージしやすいように、表にしてみます。

起こること確率損失保険で備える?
スマホの故障高い小さい不要(貯蓄で対応)
数日の入院中くらい中くらい家庭による
火事で家が全焼低い非常に大きい必要
一家の大黒柱に万一低い非常に大きい必要

「確率は低いけれど、起きたら家計が壊れるもの」だけを保険に任せる。
これがわが家の基準です。

※最適な備え方は、家族構成・貯蓄額・健康状態・勤務先の福利厚生などで変わります。この表も含めて、あくまで「わが家の場合」の基準として読んでください。

STEP4:目的を言えない保険はやめる【見直しの本番】

すでに保険に入っている方は、ここからが見直しの本番です。
やり方はシンプルで、「この保険は何のため?」を一言で言えるかどうかを自問するだけです。

わが家は目的を言えなかった保険を、外貨建て終身保険→医療保険→変額保険の順に解約しました。
20代の頃に入っていた月7,000円の医療保険も、公的保障と貯蓄で足りると判断して解約しています。

正直に言うと、外貨建て終身保険は「損をしたくない」という気持ちで、数か月のあいだ解約に踏み切れませんでした。
それでも「目的のない保険料を、この先何十年も払い続けるほうが大きな損失」と考えて、50万円の損失を確定させました。

※解約すると不利益が出る場合もあります。特に貯蓄型の保険は、解約前に返戻金や保障の内容をよく確認してください。

▶ 関連:保険は何本が正解?私は3本だけ|医療保険に入らない理由

この順番で考えた結果:わが家の保険は3本です

4つのステップで考えた結果、わが家に残った保険は3本だけです。

保険目的(ひとことで言うと)
火災保険(地震保険付き)家に住めなくなる損失は、貯蓄では無理だから
がん保険長期治療になったときの損失に、天井がないから
米ドル建て一時払終身保険家族にそれなりの死亡保障を残すため

火災保険とがん保険については、選んだ理由や迷っている本音を別の記事に書いています。

▶ 関連:火災保険の選び方|マンションの私が水災を外して地震保険を付けた理由

▶ 関連:がん保険をやめるか迷う|加入3年、今も続けている理由

月々の保険料が4万円を超えていた頃と比べると、いまの保険料は大幅に下がりました。
浮いたお金は、貯蓄とNISAでの積立に回しています。

子どもが生まれたら、同じ順番で考え直す

保険を考え直すタイミングとして大きいのが、子どもの誕生です。
守るべき家族が増える=万一のときの損失が大きくなるので、STEP1からやり直すイメージです。

わが家も子どもが生まれたとき、遺族年金や貯蓄を踏まえて死亡保障を考え直しました。
そのときの考え方は、こちらの記事にまとめています。

▶ 関連:子どもが生まれたら保険は必要?増やす前に確認したいこと

▶ 関連:収入保障保険とは?子どもが生まれたら第一候補にしたい理由

ひとつ注意したいのが、教育費の積立を保険に任せる考え方です。
「保障は保険、積立は積立」で分けたほうが、わが家はシンプルだと考えています。

▶ 関連:学資保険では足りない?インフレで上がり続ける教育費の話

よくある質問

Q1. 保険にまったく入らないという選択はありですか?

A. 貯蓄が十分にあり、公的保障で足りると判断できるなら、選択肢としてあり得ると思います。実際、わが家も医療保険には入っていません。ただし家族構成や貯蓄額で答えは変わるので、「入らない=正解」と決めつけないほうが安心です。

Q2. 子どもがいない独身でも保険は必要ですか?

A. 公的保障や勤務先の福利厚生、貯蓄状況によって変わります。独身だから不要とは言えませんが、扶養する家族がいなければ、大きな死亡保障は必要ないケースが多いと思います。この記事の4つの順番は、独身の方でも同じように使えます。

Q3. 貯蓄が少ないうちはどうすればいいですか?

A. 貯蓄が育つまでの「つなぎ」として、保険料の安い掛け捨て保険で備える考え方があります。貯蓄が増えるにつれて、保険を減らしていくイメージです。

Q4. 見直したいけれど、解約するのが不安です。

A. 一気にゼロにする必要はありません。わが家も「目的を言えない保険」から1本ずつ整理しました。貯蓄型の保険は解約で損が出ることもあるので、返戻金の確認だけは先にしてください。

Q5. 保険の無料相談で決めてもいいですか?

A. 相談すること自体は否定しません。ただ、提案を受ける前に、この記事の順番(公的保障→確率と損失→目的)を自分で押さえておくと、勧められるままに入ることは避けられると思います。私はそれをせずに入って失敗しました。

Q6. 見直しの頻度はどのくらいがいいですか?

A. 毎年する必要はないと思います。結婚・出産・住宅購入・子どもの独立など、「守るものが変わったとき」に見直すくらいで十分だと考えています。

読者
読者

順番が分かったら、なんだか整理できそうな気がしてきました!

みずかめ
みずかめ

商品選びから入らないことがコツです。まずは公的保障を知るところから始めてみてください。

まとめ:保険は「目的から考える手段」です

最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 保険は「安心だから」「とりあえず」で入るものではなく、目的から考える手段
  • 順番は、①ケースを想定→②公的保障を踏まえて金額を計算→③貯蓄で無理なものだけ保険→④目的を言えない保険はやめる
  • 保険の出番は「確率が低く、損失が大きく、貯蓄でカバーできない」ときだけ
  • わが家はこの順番で、月4万円超の保険料が3本だけになった

保険選びは、「どの商品を選ぶか」ではなく「何に備えるのか」を決めるところから始まります。
もし今加入している保険があるなら、保険証券を取り出して「この保険は何のため?」と一言で答えられるか試してみてください。

答えられない保険があれば、それが見直しのタイミングかもしれません。
私のように50万円の損失を出す前に、この順番が誰かの役に立てばうれしいです。

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